前回まで自己紹介のようなものをしてきた主。でもそもそも発達障害って何なのか?
なんだかんだウダウダと自分の経歴を垂れ流してきましたが、たぶん発達障害って何なのかとか全く伝わってないですよね。(笑) なのでちゃんとした医療の記事からの引用と自分自身の持っている特徴も併せてちゃんとした解説をしていきたいと思います。
目次
今まで自分自身が発達障害であるという話は散々してきたわけですがそれがいったい何なのか、わかりやすくお医者さんの発言で見てみましょう。
生まれつき脳の発達に障害があることの総称。幼児のうちから症状が現れてくることがほとんどで、対人関係やコミュニケーションに問題を抱えたり、落ち着きがなかったり、仕事や家事をうまくこなせなかったりと、人によって症状はさまざま。その特性などにより、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、チック障害、吃音(症)などに分類される。中には、複数のタイプの発達障害がある人も少なくない。ひとえに発達障害といっても、個人差が大きいことから、一人ひとりの症状に合わせた支援や治療がとても重要になる。
https://doctorsfile.jp/medication/155/
うん、心当たりありありです。私の場合は多動優位ではないADHDなので比較的落ち着いて見えるようですが頭の中が常に騒がしく忙しい状態です。何も考えていない時間なんてほぼないような状態で、何の活動もしていなくても常に疲れています。また、ブログを読んでくださった方ならお判りでしょうが対人スキル・コミュニケーション能力が著しく低く友達を作りにくい、作れても継続できないなどの特徴があります。あとは話の終わり時がわからず変なタイミングで話の中に入ってしまうなども見受けられます。要するに空気の読めない人ですね。ほかには集中状態を維持できないなどもあります。発達障害ではなくてもそんな人いくらでもいると思われる方も多いかと思いますが、頻度の差があるのです。
健常の方だと、日によってそんな時もあるよくらいなのが、我々の場合は常日頃、毎日毎晩起こっているものだと考えてください。だからかわいそうでしょう?と言いたいわけではなく、あくまでもそういうものなのだなと理解をしていただければと思っています。
発達障害がいったい何なのかは何となくお判りいただけたかと思います。では発達障害の原因となるものはあるのでしょうか?
何らかの要因により、先天的に脳の一部の機能に障害があることが原因とされる。しかし、発達障害を引き起こす要因やメカニズムなどは、まだはっきりとは解明されていない。そのため、原因不明と扱われるケースがほとんど。一部の特性においては、胎児期の風疹感染などの感染症や遺伝子の異常などが影響するといわれている。症状が顕在化するかどうかには環境要因も関係するが、一面的に親の育て方や愛情不足などが原因だというのは誤りである。
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とあります。昔は親の教育がなっていない、しつけのできていない子というレッテルを張られ、親子共々苦しい思いをしたなんてこともあったようですが現在ではそのようなことはないとしっかり否定されています。詳しい原因等は不明なようですが遺伝的な要因もあるようなので、親子どちらも(または兄弟)発達障害だったなんてケースは少なくないようです。珍しいものではないのですね!
具体的にはどんな症状があるのか、実例も交えてみていきましょう!
発達障害は一人ひとり異なることから、その症状は多岐にわたる。例えば、自閉スペクトラム症は1歳を過ぎた頃から症状が出始め、言語や発達の遅れや、コミュニケーションの障害、対人関係・社会性の障害、興味や活動の偏りなどが見られる。注意欠陥・多動性障害は7歳までに症状が現れるのが特徴で、その人の年齢とは見合わない多動・多弁や不注意、衝動的な行動などが目立つようになる。また、学習障害では、全般的な知的発達に問題はないものの、特定の分野のみに困難を持つ。例えば、「読む」「書く」「計算する」「話す」など、特定の事柄のみに難しさを感じてしまうため、これらの能力が求められる小学生の頃に発達障害が発覚することも少なくない。なお、一人で複数の発達障害を抱えている人も珍しくない。
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私個人の特性は先ほども少し話しましたが、そこに加えて計算が苦手(3桁になると数字を読むことも難しくなってくる)、識読障害(何度も同じ行を読む・飛ばして読む・文字がくっついて見える)、物事へのこだわり、感覚過敏(光・音・感触に苦手なものがある)があります。学生時代は勉強に全くついていけず何度も何度も躓きました。今も苦手意識はありますが、私たちに合った勉強法が発見されればもう一度勉強をやり直してみたい気持ちもあります。人より苦痛が多い分わかった時の快感もひとしおなのではないでしょうか。
思い当たるフシはあるけど、どんな検査をするのか、どこに行けばいいのかわからない方も多いと思います。こちらをご覧ください。
まだ解明されていない分野がほとんどで、現時点では明確な診断基準はない。そのため、面談やチェックリスト、脳波などの生理学的検査、認知・知能などの心理検査などを通して、総合的に診断していく。診断には、アメリカ精神医学会の精神疾患の診断・統計マニュアル「DSM-5」や世界保健機関(WHO)の「ICD-10」(『国際疾病分類』第10版)による診断基準などが用いられる。
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心理検査や面談、IQ検査などを行いますが、大人の発達障害の診断を正しく行える医師は少ないといわれています。私自身は大阪府のエルムおおさかという機関にまずは連絡相談し、大人の発達障害の診断をできるクリニックを紹介してもらえました。クリニック自体は予約もなかなか取りづらいことも多いので受けると決めたらなるべく早く受信予約をされるのがおすすめです。都道府県によって相談窓口はほかにあると思うので「大人の発達障害 相談窓口 〇〇(お住まいの都道府県名)」で調べてみてくださいね!
全貌の見えてきた発達障害ですが治す方法はあるのでしょうか?
いずれの発達障害も完治させることは難しい。そのため、何よりも大切なのは、保護者や家族など周りの人たちが協力し合い、適切な接し方をしたり、生活環境を整えたりしながら、本人が社会生活を送りやすくなるようにサポートしていくこと。治療としては、それぞれの特性に応じた療育や薬物療法なども進めていく。例えば、自閉スペクトラム症の場合、コミュニケーション能力や適応力の発達を促すための療育などを行うため、早期に発見することがとても重要になる。また、注意欠陥・多動性障害では、脳内ドーパミンやノルアドレナリンの伝達機能を強める薬が処方されるなどの薬物療法も行っていくのが特徴。学習障害の場合、苦手な分野を克服させようとすると、逆効果で症状が悪化することもあるため、それぞれの状態を把握した上で、安心して社会生活が送れるように支援を行う。
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完治はできないけれども、症状を緩和させる飲み薬や、そもそもの周囲の認知と共に理解を促すなど現在は様様な支援が行われているのですね。私自身はコンサータというお薬を服用していますがそれにもメリットデメリットがあり誰でも服用できるわけではありません。まずはお医者さんと相談し的確な治療を受け、できることから始めていきましょう!
このページの最後の記事ですが、治療法は無くても防ぐ方法はあるのでしょうか?
本人やその家族は、発達障害と生涯付き合っていかなければいけない。そのため、しっかりと発達障害に向き合っていくことが大事。それぞれの特性を家族や周囲がよく理解した上で、適切に本人をサポートしていく必要がある。また、思春期になるとうつ傾向が生じるなど、新たな症状が現れることも少なくない。日頃から本人の様子を見ながら、必要に応じて医療機関を受診していくことが症状の悪化を防ぐことにつながる。
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どうやら残念ながら防ぐほうもないようです。一生付き合っていかなければいけない特性ですが、うまく特性の+の部分を伸ばしてあげることで人生の成功者となることもありますからすべてが負の方向に転ぶとは考えず、なるべくプラス思考で生きていくことが大切なようです。難しいことですけどね(;^ω^)
ほぼ引用になってしまいましたがどなたかのお役に立てたなら幸いです。
ではまた次回!
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