これを見れば1分で解決?!障害年金についてのギモン
皆さんこんにちは!
今回はこれを見れば1分で解決?!障害年金についてのギモンをテーマにお話していこうと思います。
すべてを解決とはいきませんが、よく抱きがちな疑問を取り上げていきますので良ければご覧ください!
↓年金の申請方法
↓そもそも障害年金って?
1.障害基礎年金は働いていてももらえるの?
A.不可能ではない。
働きながら受け取れる障害年金といえば基本的に障害厚生年金(の3級)を思い浮かべますよね。
では障害基礎年金の2級を受けながらでは全く働けないのかと言ったら、基準としては厳しいですが働きながら受け取ることも可能の様です。
例えば就労していても障害者雇用で配慮を受けながら働いている(例えば時短勤務であったり早退などもしょっちゅう融通を利かせてもらってる)という風に診断書に書かれていれば通る可能性も高くはなると思います。
そもそも週に15時間以下の勤務のアルバイト契約での労働であれば「長時間の労働が難しく、正社員としての労働には耐えられない」と証明しやすいので審査が通るとか通らないとか・・・?(噂です)
一番大切なのは、「著しく日常生活が困難な状態が続いている・症状のせいで通常の生活に制限が発生していること」をいかに証明できるかなので、めちゃくちゃしんどいんだけど働かざるを得ないので頑張っているということが認められさえすれば労働しながら障害基礎年金を受け取ることも不可能ではありません。
ただこの場合は自力で申請を出してしまうと不支給になる可能性が高いので、お金がかかっても社会保険労務士に相談するのがよいかと思います。
相談窓口としては↓
などの団体もありますし、WEBで「障害年金 相談窓口 ○○(お住まいの都道府県)」で検索すれば最寄りの相談センターがすぐに出てきますので、もし気になる方は調べてみてくださいね!
2.失業保険との併用は?
A.可能。
障害年金を受け取っているけど失業したから失業保険も受け取りたい。そんなことできる?
もちろんすべてが通るわけではありませんが併用して受け取ることは可能です。
失業保険=働く意思もあり、働ける状態にある人がお金をもらえる制度なので
重度のうつで起き上がるのさえ困難・・・
という場合は失業しても保険はおりません。重症の場合は障害年金と手当金を受け取るようにしましょう。
60歳以上の特別支給の老齢厚生年金は、雇用保険(失業給付)との併給調整がありますが、障害年金と雇用保険(失業給付)との併給調整はありません。
障害があっても、働く意欲と能力があれば、求職活動を行ないながら雇用保険(失業給付)を受給することができます。
障害のために働き続けることができなくなって退職した場合は、医師の診断書などで認定されれば、自己都合退職であっても、特定理由離職者となります。
特定理由離職者については、受給資格に係る離職の日が平成21年3月31日から平成26年3月31日までの間にある方に限り、所定給付日数が特定受給資格者と同様となり、一般の離職者に比べ手厚い給付日数となる場合があります。
病気やけがのため働くことができない場合は雇用保険(失業給付)の延長を申し出ることができます。30日以上働くことができないときは、その日数分だけ受給期間が延長できます。
延長できる期間は、最長3年まで認められ、本来の受給期間の1年を含めると合計4年までとなります。
https://www.nenkin-suport.jp/category/2000999.html
3.障害年金って課税対象なの?
A.年金は非課税。
年金はいくらもらっていても非課税になるので、もしそれ以外の収入がなければ確定申告の必要もありません。
障害年金は、非課税所得ですので、収入が障害年金だけの場合は、個人の確定申告は不要です。
https://www.nenkin-seisin.jp/14128211495560#:~:text=%EF%BC%91%EF%BC%8E%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E5%B9%B4%E9%87%91%E3%81%AE%E7%A8%8E%E5%8B%99,%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E6%89%80%E5%BE%97%E7%A8%8E%E3%81%AE%E5%AF%BE%E8%B1%A1%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82&text=%E7%A8%8E%E9%87%91%E7%AD%89%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E6%89%80%E5%BE%97%E7%A8%8E,%E5%81%A5%E5%BA%B7%E4%BF%9D%E9%99%BA%E6%96%99%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
なお、老齢年金は課税所得であり、雑所得として所得税の対象です。遺族年金は非課税所得です。
4.発達障害だけで障害年金は受け取れる?
A.度合いによっては可能。
適切なコミュニケーションがほぼ取れない、清潔を保てない(部屋の掃除が全くできずゴミ屋敷になっているなど)といった症状が結構重めの発達障害の方であれば支給されるようです。
知的障害を併発している場合は診断が成人後であっても20未満での発病と認められるため問題なく支給されるようです。
一つだけしか症状がない、症状の度合いが軽い場合はなかなか発達障害単体では降り辛いのが現状のようです。
5.一度不支給になるともう2度ともらえないの?
A.再申請して通ればもらえる。
たまに一度不支給(or支給停止)の通知を受け取ったからもう二度と申請できない・受給できないと思っている方がいるようですがそんなことはありません。
どこが悪かったのかなどは知りようもありませんが、何かしら申請した用紙の書き方で
これは支給しなくてもいいレベルの人だな
と思われたから不支給になっただけなので、もう一度しっかりとどんなふうに日常生活に不都合があるのかなど詳細に記せば申請が通ることもあります。
ただ、もう一度申請するには医師の診断書を貰いなおしたりするのでお金と労力はかかります。
一度不支給になって不服だなと思う方は社会保険労務士に頼んだ方が楽でよいかと思います。
6.障害年金を受け取ると老齢年金は受け取れないの?
A.問題なく受け取れる。
これもたまに勘違いして、障害年金は老齢年金の先払いになるから年を取った時の年金がもらえなくなると思っている方がいるそうですがそれは大きな間違いです。
障害年金を受給することで、老齢年金が減ることはありません。日本の公的年金制度は、社会保険、いわゆる「保険」です。基本的には保険料を納め、「保険事故」が起こったときに給付を受ける制度です。そして、公的年金制度でいうところの保険事故とは「老齢」「死亡」「障害」をさしますので、保険事故のひとつである障害が生じたときに、障害年金を請求するのは当然の権利であり、そのことによって不利になるということはありません。
https://www.yotsuba-support.net/faq/#:~:text=%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E5%B9%B4%E9%87%91%E3%82%92%E5%8F%97%E7%B5%A6%E3%81%99%E3%82%8B,%E3%80%81%E3%81%84%E3%82%8F%E3%82%86%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BF%9D%E9%99%BA%E3%80%8D%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82&text=%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%97%E3%80%811%E7%B4%9A%E3%81%8B2,%E5%85%8D%E9%99%A4%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%89%E3%80%82
このように、障害年金を受け取ったからと言って老齢年金を受ける年になってペナルティを受けるなんてことはありません。
安心して障害年金を受け取りましょう。
ただし、障害年金と老齢年金の2重取りはできませんのでご注意を。
7.障害年金を受け取り始めても年金保険料は払わないといけない?
A.支払い免除になるが、将来受け取れる額は減る。
ただし、1級か2級の障害年金の受給権者は、法的に、国民年金保険料が免除になります(「法定免除」といいます)。老齢基礎年金の計算の際、保険料免除期間については、全額納付した期間に比べ、1/2(平成21年3月分までは1/3)として計算されますので、その分、老齢基礎年金の額は少なくなりますが、障害の状態が軽減して障害年金に該当しなくなった場合には、10年間さかのぼって保険料を納付することができる「追納」という制度を利用する方法もあります。
【平成26年4月1日追記】
法改正により、平成26年4月から、法定免除期間のうち本人が申出をした期間は、国民年金保険料を納付することができるようになりました。
https://www.yotsuba-support.net/faq/#:~:text=%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E5%B9%B4%E9%87%91%E3%82%92%E5%8F%97%E7%B5%A6%E3%81%99%E3%82%8B,%E3%80%81%E3%81%84%E3%82%8F%E3%82%86%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BF%9D%E9%99%BA%E3%80%8D%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82&text=%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%97%E3%80%811%E7%B4%9A%E3%81%8B2,%E5%85%8D%E9%99%A4%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%89%E3%80%82
とあるように、法的に支払いは免除になる代わり、将来もらえる年金額は減ってしまうので気になる人は自発的に年金保険料を支払うようにしましょう。
8.年金を受け取っていることは会社にばれる?
A.基本的にばれることはない
年末調整で会社に知られるか?
年末調整は、毎年年末に行われる税金の計算の手続きですが、障害年金は全額非課税ですので、あなたの所得税に関係しません。
そのため、年末調整の手続きをきっかけに障害年金の受給を会社に知られることはありません。
社会保険の手続きで会社に知られるか?
健康保険や厚生年金などの社会保険の保険料はあなたが会社から支給される給与の額に応じて決まります。
障害年金の受給額は社会保険料の額に影響しません。
そのため、社会保険の手続きに関連して会社に障害年金のことを伝える必要は全くありませんし、知られることもありません。
健康診断で会社に知られるか?
会社は従業員に年1回以上、健康診断を受けさせる義務があり、その診断結果は会社が把握しています。
しかし、会社が健康診断の結果を見たからといって、健康診断結果にあなたが障害年金を受給していることが記載されるわけではないです。
そのため、健康診断をきっかけに会社に障害年金をもらっていることを知られることもありません。
マイナンバーから会社に知られるか?
会社はマイナンバーを税金や社会保険の手続きのために使用しますが、マイナンバーというのはこれらの会社の手続きを行政機関の側で効率よく受け付けるための制度です。
会社がマイナンバーを使って行政機関からあなたの情報を取得できるわけではないため、マイナンバーを伝えたことによって障害年金のことを会社に知られることはありません。
(こちらより引用)
ということです。ただし、確定申告をした場合は障害者控除・年金の受給をしていることを申告することになるのでばれる可能性があるので注意です。
9.障害者手帳を持っていると必ず年金の申請は通る?
A.そうとは限らない。
「身体障害者手帳が1級だから、障害年金も1級ですよね?」と、しばしば聞かれるのですが、単純にそうはなりません。別の制度ですから、それぞれ申請しなければなりませんし、認定基準も異なります。障害者手帳も障害年金も「1級、2級」と、等級の言い方が同じなので、このような誤解が生じてしまいます。
https://www.iizuka-nenkin.net/14097085633831
このように別の窓口に提出をするわけですから、手帳を持っているから同じ等級で年金も受け取れる!とは限りません。
どちらかと言えば手帳の申請は通りやすく、難易度でいうと年金のほうが高いです。なので手帳を持っているから楽勝で年金貰えるなんて高をくくらずにしっかりと書類作成しましょう。
10.おわりに
いかがでしたか?
「これを見れば1分で解決?!障害年金についてのギモン」についてお話していきましたが、少しでも皆様のもやもやを解決出来たら幸いです。
ではまた~!
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