発達障害があるとうつも併発することがあるというのは本当か
皆さんこんにちは!
今回はうつと発達障害の関係性について調べてみました!
発達障害もうつも両方持っているブログ主も、実は前から気になっていたので皆さんと一緒に学んでいけたらうれしいです^^
目次
- 発達障害は生まれ持った特性である
- 発達障害は理解されにくい
- そもそも発達障害があるとストレスを感じやすい
- 耐えすぎて気が付くとうつになっている
- 本人だけでなく関わる人もうつになりやすい
- うつ以外にも発達障害は2次障害を起こしやすい
- おわりに
これもでも発達障害に関してはお話してきましたが、発達障害というのはほとんど先天的な障害と言えます。なのである程度の訓練や社会生活を送ることで丸くなる部分もありつつ、完全に治すことは現在はできない病気あるいは特性です。
現在では早いうちから発達障害を発見し、放課後デイサービスなどを利用することで社会性を身に着けさせていくことが推奨されています。これは発達障害に限らず知的・身体のあるお子さんに関してもそのような方針で、年齢によっては役所で手続きをすることで自治体からの支援で無償で通うこともできます。(地域によって制度の差有り!要確認!)
ですがそのような制度がなかった我々より上の世代はどうでしょう?幼稚園や保育園には通っていても周りの子とは同じようにお遊戯や運動ができない、こだわりが強くて言うことを聞かない変な子という認識で先生や同級生から扱われていたと思います。今なら受けられた支援が受けられなかったばっかりに先天的な特性がそのまま残ってしまい、学生時代は何とか出来ても大人になって周りについていくことができずに苦しめられていることが多いのではないかな?と思います。
お前な!社会人のくせになんで何回も寝坊するんだよ!
すみません・・・目覚ましはかけてるんですけどどうしても起きられなくて・・・
あ、B!今日必要だって言ってた資料、もう出来てるよな?
はい!えぇっと・・・あれ?!家に忘れてきちゃった!
てめぇいい加減にしろー!!!
寝坊も忘れものも学生時代ならそこまで大ごとにはならなかったでしょうが、社会人になるとそうもいきません。上記のような特性は社会に出ると特に信用問題になりかねないので下手すると首になります。
しかし悲しいことに完全に治療することができないのがこの障害の厄介なところ。何とか自分なりの工夫を重ねて解決策を探っていくしかないのです。
発達障害という概念が日本に入ってきたのは1970年代だそうです。思いのほか昔で驚いたのですが、「発達障害者支援法」という法律が作られたのは2005年のこと。いや、さすがに遅すぎるやろ!
国の理解が遅かったので当たり前ですが民間の理解が広まるのにずいぶんと時間がかかったんです。
特に成人の発達障害の診断基準に関しては2013年にやっと作られたのだとか。ですから、それまでは成人していて
俺だけなんかみんなと違うよな?なんで皆みたいに上手くやれないんだろう?
と違和感や生きづらさを感じていてもそれを診断してくれるような環境すら整っていなかったということなんですね!
私は2013年以降になって違和感を感じ始め最近になって診断だれていたので全然知りませんでした!
1990年代後半には児童の発達障害は少しずつ認知されていってはいたようなんですがね^^;
そんなこんなで国がちゃんと法律を整えた2005年からメディアなどで発達障害が取り上げれるようになり、2013年に大人もちゃんと診断してもらえるように環境が整ったことで徐々に認知度は上がっていきました。
しかし如何せん法制度も周知活動も遅れてしまったことで、日本では発達障害自体がまだ新しい概念として正しい意味での理解が深まっているとは言えない状況です。
放課後デイで働いていても熱心に障害と向き合ってくれる養護教諭も、障害児の担当というだけで嫌な顔をする養護教諭もいます。これってどうやねんと個人的には思いますが・・・ーー;
また社会人になっても同じで障害のことを理解し仕事をやりやすいように環境を整えたり相談に積極的に乗ってくれる職場、発達障害なんか甘えだ・みんなと同じようにできないなら辞めてもらうという職場。実際にあります。知識不足でこれから学んでいきますといってくれるところならマシですが、発達障害であると告白するとあからさまに嫌な顔をする人もまだまだ多いです。
時間をかけてじっくり広まるのを待つしかないのでしょうが、なかなかしんどいです^^;
発達障害は日本では周知が遅れたことで今現在でも様々な偏見が根強く残っています。もちろんそれは発達障害だけではないのですが。犯罪者に発達障害があったとわざわざ報道することで発達障害は犯罪を起こしやすいとミスリードを誘うようなニュースが一部あったり、WEBニュースなんかの発達障害の記事があるとそこのコメント欄が
発達障害と思しき人間が職場にいるけどマジで使えないからウザイ
発達障害を言い訳にしないでほしい
なんてコメントが結構あったりします。コメントにわざわざ書き込むのはごく一部の人なのですが実は案外人の気持ちの巣窟というか、同じ思いだけどわざわざ言わないだけっていうことも多いのではないでしょうか?
実際こういう視線は感じますし、心無いコメントなどもたまに読んでしまうとやっぱり落ち込みます。もちろん優しく接してくれる人もいますが。
これが幼少期からずっと続くわけですからストレスが溜まらないはずありません。
また特性によって受けるストレスもあります。例えば大きな音が苦手・集団の輪に入れない・文字をちゃんと読むことが難しいなど発達障害には様々な困難があり、それと日々向き合い続けることによるストレスです。
これらの、本来であれば受ける必要のない強いストレスにさらされて生きているので常にストレスフルに人生を歩んでいると思ってもらっても過言ではないと思います。
上記のことから、幼少期から耐え続けたストレスで、あるいは社会人になってから周りについていけない・何度もミスをして叱責されることを繰り返すことで結果的にうつになるということは実はよくあることのなのだそうです。ちなみにブログ主は会社でうまくいってないわけでもないのにうつになったので原因不明です・・・
抑うつ状態で病院を受診し
あなたには発達障害の疑いがあるので詳しく検査しましょう
と言われ初めて自分が発達障害だたと気づく人もいるのだそうです。生きづらさの原因が突き止められてラッキーだと思うかどうかは人によりけりですが、弱点がわかったら対処法もあるので必ずしも悲観的になる必要はありまえんよ^^
発達障害の人を見ると、よく知らない人は
まったく・・・この人はなんでこんなにわがままなのかしら?
そんなに気ままに生きれていいよな!
と思うかもしれませんがとんでもない誤解です!
周りと比べてできない自分を責めてしまいますし、今まで認められてこなかった分自尊心も低めです。なんとか周りと合わせる努力をした結果がそれ、つまり努力と結果が伴っていないだけなんです。そしてその努力が実らないことでさらに自尊心が傷ついてしまう。
その繰り返しによって2次障害のうつが併発してしまうのです。
うちの夫が人の気持ちが全く読めない人・・・話もかみ合わないし一緒にいるのがつらすぎる
家族に限らず、発達障害のご身内の方こんな方多いんじゃないですか?これはカサンドラ症候群かもしれません。
カサンドラ症候群とは、パートナーや家族がアスペルガー症候群であるために情緒的な相互関係を築くことが難しく、不安や抑うつといった症状が出る状態です。
(LITALICO 仕事ナビより引用)
ちなみにこのカサンドラ症候群というのはいわゆる俗称で正式な病名としては認められていません。
どれだけこちらが誠意を示しても、愛情を向けても自分と同じようには返してくれない。それどころか予測できないようなことをして振り回す。会話のキャッチボールすらままならない。こんな状態では一緒にいるほうの気が滅入るのも当たり前なんです。
もし思い当たるフシがある、症状がつらい方は迷わず病院を受診してください。
発達障害があるとうつになりやすいのはわかったけど、それ以外には併発しやすい病気ってないの?
実はあります。
不安障害(パニック障害など)
抑うつ
強迫性障害
対人恐怖
心身症
依存症
引きこもり など
https://snabi.jp/article/229
結構ありますよね!
ストレス度が高くなると精神面だけでなく身体面にも影響は出てきます。そして一度出た影響はすぐに収まりません。もしも抱えきれないほどのストレスに苛まれたら限界が来る前に医師に相談しましょう!
いかがでしたか?
うつも発達障害も元は別の病気なのですが密接なかかわりがありましたね!
またうつ以外の2次障害や、本人の周りの人もカサンドラ症候群という症状に襲われることがあると分かりました。みなさま我慢はほどほどに^^;
ではまた~!
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