その症状、あなたのせいじゃない!毒親育ちに起こる病とは?
皆さんこんにちは!
今回は毒親に育てられた方に起こりやすい病をいくつかご紹介します。
病はあなたの弱さが原因ではありません。もし思い当たるところがあれば気軽にクリニックを受診してみてください!
1.毒親の影響は大人になって出ることもある
大人になったら自分の人生の責任は自分で取る。一般的に考えてごく当たり前な発想です。良いことも悪いこともその責任は自分に返ってくるものです。
では体調、とくに精神の不調についてはどうでしょう?不調を起こすのは自己管理できていない証拠なのでしょうか?
一部を除けば、答えはNoです。
こと精神疾患については、幼少期からの親子関係が引き金となって起こることは良くあるのです。ですから、病気の原因が実は「親」で、自分の責任ではなかったということが起こり得るわけです。
しかし、未だに根強く根性論が蔓延っている日本では他の障害より、他の病気よりも下に見られがちなのが精神疾患です。
本当は本人に責任なんてない!そんな思いから誤解を解くべく、親が原因で起こる精神疾患とその症状もみていきたいと思います。
毒親の影響についてはこちら
2.うつ・双極性障害
うつと双極性障害(躁鬱病)は名前だけは聞いたことがあるという方も多いでしょう。
私もうつを患う患者の一人です。長期にわたるストレスの蓄積により心身に不調をきたす病です。長年毒親に抑圧された生活を送っていると発症することも稀ではありません。
気分が落ち込む、希死念慮がある、体が痛いなどが続くようならクリニックを受診してみてください。
3.統合失調症
統合失調症は以前は精神分裂病と呼ばれていました。症状としては幻聴や妄想から正常な判断が自分で付けられなくなることが多いです。こちらも過度なストレスが原因で起こるとされていますので、虐待などの強いストレス下で育った場合に発症する可能性があります。
100人に一人が罹るとされる珍しくない病ですので心当たりがあったら悩まずに医師に相談しましょう。
4.PTSD
PTSDとは心的外傷後ストレス障害といい、事故や犯罪に巻き込まれたり戦争に行っていた兵士に多く見られる病です。こちらも過度なストレスが原因で起こるとされており、例えばストレスのかかった状況を思い出してしまう(フラッシュバック) や、悪夢を見るなどの症状が現れます。
虐待やそれに近い機能不全家族 のなかで育つと起こりえます。私も暴力を見続けて育ったので、近くで人が手をあげると思い出してしまい冷や汗が出ます。
症状で悩まされているのであればカウンセリングを受けましょう。
5.おわりに
いかがでしたか?
あなたの心が辛いのは、あなたが今まで必死に頑張ってきた証拠です。弱いから・我慢が足りないからなどでは決してありません。
疲れたら休んでいいんです。自分を許してあげましょう。 ではまた〜!
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