誰でもなる可能性のあるうつ、もしも恋人・妻・夫がなってしまった場合どう接するのが良いのか
皆さんこんにちは!
今回は前回前々回に引き続いてうつの人への接し方ではあるのですが、特に恋人・夫婦間での接し方に特化した内容でお話しします。
いつものごとく個人の主観も入っているのでみんな同じではないことだけご理解ください!
<↓前回>
<↓前々回>
目次
前々回の記事でも書いた通りですがうつの人、特に初期の状態の人に対しては頑張れ!など励ましの言葉は厳禁です。逆効果となるのでやめましょう。
責めるのももってのほかです。
お前ずっと家にいてなんで片付けもやってないんだよ!
体が重くて起きられなかったんだよ・・・
口答えするな!うつなんて甘えなんだよ!
一昔前のモラハラ夫のような発言ですが、現在でも実際に聞こえてきそうな内容ですよね。
何度も言いますが絶対に責めない・相手を思って出た言葉でも励まさないは鉄則です。
ちなみにうつは甘えでも怠けているのでもありません。最悪の場合命に係わる重篤な病です。
これも1と似た内容になるかもしれませんが
うつで辛いとかいうけど、俺のほうがつらいぞ!
○○さんはうつでもちゃんと働いてますよ!
「○○は出来ている」「○○のほうがつらい」これは何を比較して出る言葉でしょう?うつは目には見えない病気なので、当たり前ですが素人目で見てうつかどうかの判断はできないし辛さの数値化もできません。なので他人と症状を比較すること自体がナンセンスです。
同じうつであっても重症軽症、できることもできないことも人それぞれ違います。
ある人がうつを持ちながら出来たとしても、あなたのパートナーも同じように社会復帰ができるわけでも、気分のいい時は外に出て散歩できるわけでもありません。
他人と比較するのはうつ患者本人だけでなく、そばにいるあなた自身もつらくなるはず。今は何かを求める時ではなく、とにかく休む時なのだと思いましょう。
これは例えば
きれい好きだったのに全く掃除ができなくなった・・・
料理上手だったのに料理をできなくなった・・・
など日常生活のことからあるいは、人には話しにくいですが夜の生活までできなくなることが多いです。
これはあなたのことが嫌いなわけでも、本人の怠慢でもありません。
うつというのはセロトニンやドーパミンといった神経伝達物質の働きが低下し、気分が落ち込んだり活動意欲が沸きにくくなる病気なのです。
ですので、できない状態がむしろ当たり前、できたことがあったらそれを一緒に喜び合うような気持でいてください。
間違っても、できていないことを指摘する・相手が嫌がっているにもかかわらず夜の相手をさせるなんて言うのは論外ですよ!(←これは当たり前ですね)
変な表現になってしまっていますが、これは先ほどと少し似ていて前は出来ていたのに今は出来なくなったということがうつになると普通に起こります。なので
性格が依然と180°逆だ・・・
同じ人かと疑いたくなるほどの変貌ぶりだわ
と思う方ももしかするといるかもしれませんが、その感覚はあながち間違ってはいません。うつになると以前は活動的だった人が人に会えなくなり引きこもってしまったり、いつもニコニコ笑顔だった人が全く笑わなくなったり、穏やかだった人がキレやすくなったりします。
少なくともうつ病が寛解するまでは別人のつもりである程度接し方を変えていく必要があります。
もちろんあなただけが頑張るのではありません。どうしてもやってほしいことなどあれば調子のよい時に話し合ってそれを聞いてもらいましょう。
そうしてお互いに譲れるところは譲り合ってよい距離感を見つけて付き合っていきましょう。
うつはああすれば良い!orこうすれば?と口を出せば治るような病気ではありません。それは今までの記事で口が酸っぱくなるほどお伝えしてきたので読んでくださった方はご理解くださっていると思いますが、じゃあ周りはどうすればよいのか。ずばり見守りです。
もししうつにかかってしまった場合は残念ながら数日で元通りに戻すことは出来ません。長い長い戦いになるのでその間頭を悩ます出来事もあるかと思います。あくまでも薬を飲んだり休養を取ったりして治していくのは患者本人なわけですから、周りの人が出来ることと言えば本当に限られてくるので最終的に本人が一進一退している様子を見守ってあげるしかありません。
その中でもできることはあります。うつになると食欲がなくなる方が多いといわれていますがそんなときは
何か食べられそうなものがあれば買ってくるよ!
ゆっくり寝てな!もしできそうなこと有ればやってみようよ!
みたいに、あくまでもサポート的な立ち位置で出来ることは患者本人にしてもらい、出来ない事をパートナーのあなたがする。大変だとは思いますが適切な治療が受けられればいつまでも重い症状が続くわけではありません。一緒に乗り越えてあげてください。
いかがでしたか?
もしもパートナーがうつと診断されたら困惑すると思いますが、あなたの存在は治療に大きな影響を及ぼします。適切なサポートをしてあげることで一日でも早く元の状態に近づけるのです。
本人のためにもあなたのためにもお付き合いの仕方を考えてみてくださいね!
この記事を書いてみて、改めて支えてくれているパートナーに感謝しないとなと思いました!^^
ではまた~!
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