ついに自力で動くことも困難になり泣きながら主治医に相談したところ、言われた言葉は
上司からの言葉に傷つき号泣してから数日後、かかりつけの主治医の予約を取ることができ当初予想していたよりも早く病院で相談できるようになりました。
午前は何とか仕事をし、午後から半休をもらい電車に乗って病院へ向かったまではよかったのですが頑張っても堪えることができないほどに涙があふれてきました。
前に座っているサラリーマン風のお兄さんも明らかに不審そうな顔でこちらを見つめています。
そりゃそうですよね、急に一人でしくしく泣きだすんですから。(笑)
ほんの20分ほどの乗車時間ですがこれほどまでに長く感じたことはありませんでした。
お願いだから早く着いて・・・!
心の中で何度も何度も叫びました。それほどまでに外出自体がつらくなっていたのです。
ようやく駅に到着し病院へ。受付を済ませ待合室で名前を呼ばれるのをひたすら待ち続けます。
するとまたまた大量の涙が。もう自分でも何がなんだかわけがわかりません。
斜め前の席に座っている男の子がじーっとこちらを見ていました。ごめんね、変な人が座ってて。
何分待ったでしょうか。多分さほど待っていないのでしょうが長く長く感じた待ち時間が終わり、ようやく自分の番が回ってきました。
前回よりも症状が悪くなっていること、外出もつらく何度も悲しいニュースと同じ方面に流されそうになったこと、わんわん泣きじゃくりながら話しました。
心の中では上司の言葉が頭の中をぐるぐると何度も旋回し
こんなこと喋ってもまた上司と同じこと言われるんだろうな・・・
と半ば悲観的になっていたのですが、話し終わったときに主治医から出てきた言葉は
そっか・・・しんどかったね・・・こんなに辛いのにここまで来てくれてありがとうね。
それを聞いて結局また泣きました(笑) と同時に
あぁ、私ただ聞いてほしかったんだ・・・。
と初めて自分自身の気持ちに気づくことができました。
辛さを告白した時に言ってほしかったのは
そんなの誰にでもあるよ!
辛いのはみんな一緒なんだよ!
簡単に逃げられると思うのは大間違いなんだよ
等、自分の弱さを突き付けられる言葉ではなく、
辛かったね
よく頑張ったね
ありがとう
と自分の弱さを理解して肯定してくれる言葉だったんです。
それ自体が甘い考えだと思われるかもしれません。でも、限界を迎えた心には重すぎました。
受け止めることも飲み込むこともできませんでした。
毒になる言葉もあれば薬になる言葉もある
自分以外の誰かがもし自分に弱さを見せてくれたら、私は薬になる言葉をあげようと心に誓いました。
そして診察後、診断書を書いてもらい休職することに。
私の引きこもり生活の始まりです。
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