皆さんこんにちは!
今回はなぜ日本人が心配性なのかについてのお話です。
これを読めばあなたが不安を抱きやすい理由とその対処法がわかります。最後までお読みただければ幸いです。
では見ていきましょう!
1.不安の正体は何か
人間はなぜ不安を感じるのか、知っていますか?
なぜって・・・性格的な問題じゃないの?
いえいえ、実は違うんです。実は人間は遺伝子の有無によって不安を感じやすいのかどうなのかが決まるのです。
別名「幸せホルモン」と呼ばれる、セロトニンという神経伝達物質をご存じでしょうか。このセロトニンが脳内から減ると、人は不安を感じたり、気分が落ち込んだりしやすいと考えられています。
セロトニンの分泌量を左右するのが、「セロトニントランスポーター遺伝子」です。この遺伝子にはセロトニンの分泌量の少ない「S型」と、分泌量の多い「L型」の2種類があり、その組み合わせによって、「SS型」「SL型」「LL型」の3つに分かれます。
SS型の遺伝子を持っている人は不安を感じやすい人、LL型の遺伝子を持っている人は楽観的な人、SL型はその中間ということになります。不安を感じやすいかどうかは、ある程度、生まれつき決まっているのです。
https://toyokeizai.net/articles/-/353274?page=2
せr・・・なんか難しいけど、要するに不安を感じやすいかどうかは遺伝子で決まるってこと!?
その通りです!個人の後天的に形成された性格というよりも、生まれ持った性質として不安を感じやすいかどうかは決まっているのです。
なので、不安は実体のあるものではなく実は頭が勝手に作り出してしまうものという認識のほうが正しいかもしれません。
2.日本人は不安遺伝子保有率が高い
では日本人はどのくらいの割合で不安遺伝子を持ち合わせているのでしょうか。
調査によれば、日本人の遺伝子はSS型が65%を占めています。SL型は32%、LL型はたった3.2%にすぎません。一方、アメリカ人は、SS型が19%。SL型が49%、LL型が32%という結果が出ています。
つまり、日本人は不安を感じやすい民族なのです。「もっと多くの財産があれば幸せなのに」と思う人が多いのは、日本人が強欲だからではなく、心配症だからなのでしょう。
https://toyokeizai.net/articles/-/353274?page=2
なんと日本人の半数以上がSS型遺伝子を保有しているんですね!SL型を含めると
S型遺伝子(不安遺伝子)保有は日本人80.25%、中国人75.2%、台湾人70.57%、スペイン人46.75%、アメリカ人44.53%、南アフリカ人27.79%となっています。
https://yamashitakyouseishika.com/column/190930/
となっていて、アジア人はS型遺伝子を保有している率は高い傾向にありますが日本は突出しているのがわかります。
この原因としては日本特有の事情がありそうです。
では、なぜ日本人は心配性のSS型が多いのでしょうか。いろいろな仮説を立てることが可能だと思いますが、1つの考え方は、災害の多さが関係しているという説です。地震、津波、台風、火山など、日本は「災害大国」として知られています。もし、「なんとかなる」と楽観的にかまえていたら、いざというときに対応することができません。災害から自分や家族の身を守るために、日本人は不安遺伝子を育ててきたのです。
https://toyokeizai.net/articles/-/353274?page=2
いくつもの災害に襲われた日本だからこそ培われた「不安」。不安こそが身を守るためのツールだったのですね!
3.海外は案外多くない
↑でも少し紹介しましたが、日本人の多くが保有しているS型遺伝子ですが諸外国の人種はさほど多く保有していません。
逆にL型遺伝子は
遺伝子にL型を持つ人の割合は人種により異なり、アフリカ人>アメリカ人>アジア人です。
https://yamashitakyouseishika.com/column/190930/
の順となっています。全人種のデータが出ているわけではありませんが、何となく納得できるのではないでしょうか?
日本ほど大きな地震や災害がしょっちゅう来る国は珍しいですし、常に危機に備えておく必要性がない国ほど不安を伝えていく遺伝子が発達しにくかったのではないでしょうか。
そう考えれば日本人が不安症を発症しやすいのは至極当然で、祖先が残してくれた財産とも言えます。
ただ、S型遺伝子があるからといって必ずしも心配性だったり不安障害を抱えてしまうわけでもなく、L型遺伝子があるからといって必ずしも楽観的であるとも限りません。
最終的な決定は後天的な自身の経験によってなされるという事を覚えておいてください。
4.不安を感じたらどうするべきか
そうは言ったってやっぱり老後は不安だし、仕事もいつまでできるかわからないし、病気にかかるかもしれないし・・・・・
確かに、一度抱えてしまった不安はなかなか消し去ることは難しいです。
そんな時はこちらを試してみましょう!
不安症候群のようなものに襲われてしまった時は、一般には認知行動療法がいいといわれます。別名、論理療法です。自分が不安に思うもの、その源泉は何なのかということを論理的に解明していく方法です。原因を具体的に突き止められれば、その原因を取り除けばいい。たとえ簡単に取り除けないとしても、どうすればリスクを減らしていけるのか、どう行動すればいいかがわかります。また、その結果、あり得る最悪の状況を考えて、その状況は回避できるようにすることもできるでしょう。
https://diamond.jp/articles/-/197732?page=3
例えば、お金に関する不安があるとします。そのお金の不安はなぜ起こるのでしょうか?正社員としての今の待遇をなくしてしまう可能性があるから、というならば副業をしてみましょう。もし副業できるスキルがないのであれば勉強して身につけていきましょう。また家計の見直しをしてみるのも効果的です。
こんな感じで、自分の感じている不安を客観的に見てみると案外打つ手が見えてくるものなのです。
ですからもう少し肩の力を抜いてみませんか?
5.おわりに
いかがでしたか?
まさか遺伝子によって不安を感じやすいのかが決まるなんて知らなかった!という方も多かったかと思います。
繰り返しになりますが、不安遺伝子はあくまで潜在的な要素なので後天的な自身の経験よって不安の感じ方は最終的に決まります。
もし不安を感じても自分を責めず、こんな理由があったからなのか!と安心していただければ幸いです。
ではまた~!
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